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部長のことば

「温故知新」という言葉を知っていますか?古いものから新しい物を生み出す、という意味ですが、この言葉は我々数理科学部の活動を体現している、と僕は考えています。数理科学部が兼ねてより目標にし、そして実現している「見たことの無いもの、未知のものを見つける」ですが、その活動は恐らく想像されるよりもずっと一般的です。新しい物を創るのに、難しいことは必ずしも必要ではありません。現に我々がこれまで発見した事の多くは、もともとあるものを利用して、バリエーションを増やす、ということなのです。既にあるものから、新しい物を創る……これこそが、僕が数理科学部の活動を「温故知新」と表現した理由です。数理科学部の活動は数学研究、映像作品、哲学と多岐にわたりますが、そのどの分野でも、これまでにないものを創り、そしてそれが「既にあるもの」として世に定着するような、そんな活動を目指していきます。

2019年7月 関西学院高等部数理科学部 第7代部長 海本 慎太郎




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2018年4月 関西学院高等部数理科学部 第6代部長 鈴木 翔大





 数理科学部では、数学研究、アプリ開発を主な活動としています。どちらの分野においても共通して言えることは、「誰もやったことのないこと」に挑戦しているということです。
 数学研究の分野では、すでに存在する(難しい)問題を解くような研究ではなく、自分たちで研究テーマを見つけ、新たな問題を作り出し、研究を行い、誰も発見していない規則や法則を探す数学研究を行なっています。その成果はさまざまな論文誌に掲載されたり、研究結果について国内外の学会において研究発表を行ったりしています。
 アプリ開発の分野は、三年前にある部員が入部して以降、積極的に活動を行い、数理科学部の柱になるまで成長した分野です。U22プログラミングコンテストなどに開発したアプリケーションを提出し、様々なコンテストにて高い評価を得ています。現在、主にiOS向けアプリケーションの開発を行っていますが、今後は、様々な開発を進めていく予定です。
 これからも、「誰も思いつかないアイデア」で、新たな発見、今までにないアプリケーションの開発を目指し、積極的に活動を行なっていきたいと思います。

2017年4月 関西学院高等部数理科学部 第5代部長 小林 優斗





 数理科学部では、数学研究、プログラミング、数学の授業動画の配信、3Dグラフィックスの4つの柱のもとに活動を行っています。我々の数学研究は大学の研究室レベルの研究を目指すというコンセプトの上に成り立っており、既に海外の雑誌への掲載や、国内外のコンテストでの入賞など高い評価を得ております。プログラミングでは、U22プログラミングコンテストでの受賞など非常に高いレベルの活動を行っています。数学の授業動画の配信については、従来のiTunesUでの配信に加え、今年度からはYouTubeへの投稿も始めました。3Dグラフィックスも、3Dプリンターを駆使して常に新しい事を目指しています。
 これらすべての根底にあるのは、数理科学部の「誰もやらないことをやる」というモットーです。既に誰かが考えた問題に取り組むのではなく、社会に役立つようなものを自ら生み出したり、誰も発見していない規則や法則を探すというものです。
 また、同じ部活の中で、高いレベルでいわゆる「理学系」の人達と「工学系」の人達が協力して活動を行っている部活は日本でも数少ないと思います。今年度は、コンテストだけでなく、国際学会での発表や、理学✕工学でしか成し得ない「新しいこと」も目指し、高いレベルの研究を行っていきたいです。

2016年4月 関西学院高等部数理科学部 第4代部長 中屋 悠資





 数理科学部では「誰もしない事」言わば ”Only one”をモットーに活動を行っています。長い数学史を振り返ると座標を提唱したデカルトや微分を発見したニュートンやライプニッツと言った「誰もしなかった事」をした人物は歴史にその名を残しています。
 私達の”Only one”は長い数学史に比べれば日も浅く、まだまだ未完成です。しかし、自分達の”Only one”を貫き通せばいつか長い数学史に数理科学部の名を残せるのではないのでしょうか。
 高校生が数学で新しい発見をすることは不可能と思われがちです。私も無理だと思っていたことがありますが、なんとかなるものです。実際に今までに論文が専門誌に掲載されたり、国際学会で研究発表を行っています。
 また、この”Only one”は数学だけに留まらず、プログラミングやiTunes Uの動画撮影、編集など多岐に渡ります。特にiTunes Uでは日本で最初に参加した高等学校で、数学研究では未だ私達だけです。
 これからも”Only one”をモットーに活動を行っていきたいと思います。

2014年4月 関西学院高等部数理科学部 第3代部長 井上 理哲人





 数理科学部では名前の通り、主に「数学」の研究、そしてよい意味で「高校生らしくない」活動をしています。高校生が数学というと、入試の問題のようなものを考えると思いますが僕たちの「数学」は少し異なります。入試の問題のような数学は誰かに提供され、決まった答えがあります。しかし、僕たちの「数学」は、問題を自分たちで作り出しているため決まった答えがありません(わかりません)。
 数学の本当の面白さというのは与えられた問題を解くことではなく、自分で新しい問題を作りその問題を解くことだと考えています。
 高校生が数学で新しい発見をすることは不可能と思われがちです。僕も無理だと思っていたことがありますが、なんとかなるものです。実際に、今までに論文が専門誌に掲載されたり、国際学会で研究発表を行ったりしています。
 数学研究の他にも、プログラミングやiTunes Uなどの動画撮影・編集を行っています。現在(2013年4月26日)日本でただ一つ高等学校でiTunes Uに参加しています。
 これからも、よい意味で「高校生らしくない」活動をしていきたいです。

2013年4月 関西学院高等部数理科学部 第2代部長 北川 武





 数学の本当の面白さというのは与えられた問題を解くなんてことではなく、自分で新しいことを見つけることだと思っています。私としては大学の入試で出てきそうな問題を解くこととは比べ物にならないぐらい面白いと思っています(笑)。
 だから私たちは問題を解いたりするのではなく、また高校生だから再発見でもいいというような考えでもなく、 研究者と同じように新しい発見だけを求めて日々研究をしています。

 高校生が数学で新しい発見をすることは不可能と思われがちです。私も無理だと思っていたことがありますが、なんとかなるものです。実際に今までに論文が専門誌に掲載されたり、国際学会で研究発表を行っています。
 これからも多くの研究成果を残し大学の研究室と同じレベルの研究をしていきたいです。

2012年3月 関西学院高等部数理科学部 初代部長 中村 駿佑